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縮毛矯正とカラーはどっちが先?現役美容師が教えるくせ毛の方が知っておくべき5つのポイント

2017/01/27

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縮毛矯正とカラーはどっちが先?現役美容師が教えるくせ毛の方が知っておくべき5つのポイント

ガンコなくせ毛に悩む方の救世主《縮毛矯正》。

一昔前は思いっきり「パツン」としたあからさまな仕上がりに嫌厭(けんえん)されがちでしたが、最近では薬剤や技術の進化にともない、かなりナチュラルな仕上がりが可能になってきました。(とは言っても美容室や美容師さんによって仕上がりには結構な差がありますが…。)

そうした流れから定期的にかける方も多く、それと同時にカラーをやりたいという方も増えています。

でも、やっぱり気になるのは髪のダメージ。

縮毛矯正もしてカラーもしたら髪が傷んじゃうんじゃないか…。

縮毛矯正とヘアカラーをうまく続けていくにはどうしたらいいんでしょうか?


今日は、くせ毛にお悩みの方のために、矯正縮毛とカラーについて知っておくべき5つのポイントをお伝えします!


縮毛矯正をしているとヘアカラーがきれいに染まらない!?


たくさんの方が縮毛矯正やカラーをしている中で、よく見ると結構ムラになっている方や、毛先が暗い状態になっている方をよく見かけます。

一体なんでこんなことになってしまうんでしょうか??


縮毛矯正をすると髪にカラー剤が浸透しにくくなる

髪の毛は80%以上がタンパク質からできています。

タンパク質といえば、卵をイメージするとわかりやすいです。

目玉焼きを作る時、火でアツアツに熱したフライパンに卵を落とします。そうすると目玉焼きができますね。そう、これがタンパク質の熱変性です。

もともと液体であった卵が熱によりタンパク変性を起こし、固まってできたのが目玉焼きというわけなんですね。目玉焼きの表面に醤油をかけることはできても、内側に染み込ませるのはなかなかムズかしいですよね。

髪の毛の中でも、同じようなことが起こっています。矯正縮毛をすると、髪内部のタンパク質が熱によりすこしずつ固まってしまい、カラー剤の浸透が悪くなります。これが均等になっていればまだいいのですが、なかなか全体が同じになりません。そういったところから縮毛矯正はどうしてもムラになりやすいというのがあるんです。


ダメージを受けた髪はカラーの発色が悪くなってしまう

縮毛矯正をする人に必ず頭に入れてほしいのが、髪はどうしてもダメージを受けてしまうということ。

健康な髪の毛がもともと持っている水分量は、11〜15%ほどです。この数値がダメージの進行につれてどんどん低下していきます。

ダメージが進行して髪の毛が保持できる水分量が減ってくると、実は髪の毛は水を吸いやすくなります。

スポンジをイメージするとわかりやすいと思います。ダメージをうけた髪の毛は、中の栄養成分が抜け出たり、メラニン色素が分解されたりで穴だらけになります。その状態がちょうどスポンジのような状態です。


スポンジは水をたくさん吸いますよね。

でも…吸いやすいのと同じくらい吐き出しやすいと思いませんか??

この状態が《親水性》と呼ばれる状態で、髪の毛がダメージを受けた分だけ親水性になっていきます。

水分をほとんど持っていないスポンジに対して、インクを垂らしたら、結構濃く出るます。でも、ある程度の水分量があるスポンジに垂らしたとしたら、逆に薄くなりますよね。

これを髪に置き換えて考えてみるとわかりやすいかと思います。

ダメージを受けて水分を吸いやすくなった髪は、カラー剤がうまく入らないのです。

私たち美容師は、なるべく髪にダメージを与えないように日々技術を磨き、最高の施術をしますが、ダメージが0というのは今の時点では実現ができないのです。

縮毛矯正とカラーをしている人は、それなりに髪に負担をかけている状態なので、きれいに染まらないことがあります。


縮毛矯正とカラー、一体どっちを先にやったらいいの?

根元のくせも気になる!でも黒い部分も伸びてきてカラーもしたい。。。

どっちを優先したらいいのかわからない方も多いかと思います。でも、順番を間違えるとせっかくの施術が効果を発揮できないことも…そんなことは避けたいですよね。

一体どっちを先にやるのが良いのでしょうか??


縮毛矯正


縮毛矯正を先にするのがベター◎

結論から言うと、縮毛矯正を先にするのが良いです。

髪のダメージのことを考えれば、できれば2回に分けて美容室へ行き、その間も一週間以上開けていくことが望ましいです。

カラーやパーマ、縮毛矯正直後の髪の毛はかなりデリケートな状態です。そんな状態の髪の毛にまた薬剤をつけるとなると、どうしてもダメージは避けられません。

最低一週間ほど開けられればその間に髪の毛は安定し、ダメージもその分少なくなるというわけです。


縮毛矯正を先にした方が良い理由

縮毛矯正をすると、全体的に髪色が明るく見えるようになります。

これには2つの理由がありまして…


【理由1.髪の密度が低くなり、明るく見える】

表現が少しわかりにくいかもしれませんが、ヘアカラーの《色》というのは、一つ一つの状態では目に見えない小さな小さな色素があつまってできています。そのあつまって見えていた《色》が内部構造が緩むことにより密度が低くなって明るく見えるというわけです。
この場合は、乾かしてアイロン工程まで行えばほとんどの場合、ある程度色が落ち着きます。とは言っても全体の色味が若干変わるため、カラーを先にやってしまうと色の変化&色落ちを早める原因になります。


【理由2.縮毛矯正の薬剤自体による褪色】

キューティクルが開いてそこから色素が流れ出てしまい、明るくなってしまう例です。強いアルカリの薬剤になれば、当然ヘアダメージも比例して大きくなります。毛先までカラーをした後に毛先まで縮毛矯正をしてしまうと、ほとんどカラーした意味がなくなるくらいに落ちてしまうことも。


こういった理由から、希望のカラーで染めるためには縮毛矯正を先にやった方が良いのです。


縮毛矯正とカラーは同時にはできないの?

ただでさえ時間が3時間前後もかかる縮毛矯正。時間もかかるし、カラーもするとしたら2回も美容室に行かないといけないなんて…。

忙しくてなかなか美容室へ頻繁に行けないという方も多いですよね。

「縮毛矯正とカラー、同時にできないの?」という疑問をお持ちの方もいると思います。

カラー


使っている薬剤、施術者の腕にもよりますが、縮毛矯正とカラーは同時にできます

ですが、通常の縮毛矯正をした直後にカラーを行うということは単純に一日に2度も髪の毛が強いアルカリにさらされるということであり、かなりの髪のダメージを覚悟しなければなりません。

髪のことを考えるなら全体ではなく根元だけの施術にとどめておいた方が良いです。

美容師として、縮毛矯正とカラーの同時施術はおすすめできない、というのが正直なところです。


縮毛矯正で髪がまっすぐになる理由

縮毛矯正


くせ毛に悩む方にとっての救世主であることは間違い無いのですが、定期的にやる人こそ、そもそもなぜ髪がまっすぐになるのか?というのを理解しておきましょう。

デリケートなくせ毛ならなおさら、自分の髪に何をされているのかというのは知っておいて損はありません。


縮毛矯正のメカニズム

縮毛矯正をやったことのある方は大体の流れをわかっていらっしゃるかと思いますが、おさらいの意味も含めてご覧ください。

大きな流れとしては、

シャンプー
 ↓
1液
 ↓
流し
 ↓
ドライヤー
 ↓
アイロン
 ↓
2液
 ↓
流し

上記のように進むのがベーシックな手順です。


まず、1液で髪の毛の「側鎖」といわれる結合を解きます。難しい言い方をしてしまいましたが、この結合というもの自体がくせ毛の方は元々バラバラで整列していない状態です。結合を解くことで、髪の毛を柔らかくしていくイメージです。この1液は、通常の強めのアルカリ性の薬剤が使われることが多いです。薬剤にこだわっている美容室は、髪に対してマイルドな反応をしてくれる弱酸性のものを使っている場合もあります。弱酸性のものだと、髪への負担が減ります。


そして、薬剤を流したら、ドライヤーでしっかり乾かしていきます。アイロンをしていく前に水分が多く残った状態だと「ジューーーーバチバチ」という音とともに水蒸気が多く発生します。これは《水蒸気爆発》といって、髪の内部で小規模な爆発が起こっている状態。ダメージホールが広がり、ダメージが進行してしまうので注意が必要です。


乾いたらアイロンをしていきます。アイロンをするときは何回も通すのはダメです。最小限の回数でやらないと、これもダメージの原因になります。(最低限ですが、あくまで癖が伸びての最小限)このアイロンをすることで、先ほどまでバラバラだった髪の毛の結合というものが綺麗に整えられてストレートヘアになっていくわけです。


そして2液。1液で解いた結合を再結合させていきます。これをしないと癖が戻るばかりか、ダメージがかなり進行してしまうのでしっかりと行う必要があります。2液で再結合させれば、半永久的にストレートになります。


もちろん、かけた部分は半永久的にストレートヘアになりますが生えてくる部分はどうしても元のくせ毛のままです。そのため、縮毛矯正をかける方の多くは、ロングヘアやあまり段の入っていないスタイルにすることで、その持ちをよくしている場合が多いです。伸びてきた根元に改めて縮毛矯正をかける際は、よほど毛先にうねりが出ていない限りはダメージも考慮してなるべくリタッチ(伸びてきた部分のみの根元の縮毛矯正)がオススメです。


一度かければ何ヶ月も扱いやすく、ツヤツヤなストレートでいられて最高ですよね!ですが、縮毛矯正というのは見た目以上にダメージがある場合が多いです。施術時のケアはもちろん、ホームケアの方もしっかりと行いたいところですね。


縮毛矯正の種類

縮毛矯正とひとえに言っても美容室によって薬剤もやり方も様々です。

一体どのような違いがあるのでしょうか??


まず最初に、縮毛矯正とストレートパーマ。これは別物です。


縮毛矯正というのは、もともとのくせ毛を半永久的にのばしてくれますが、対してストレートパーマははアイロン自体を使わないので一時的に少ーしくせを緩くするか、パーマ落としくらいに思っておいた方がいいでしょう。


一般的な縮毛矯正は、アルカリ性ベースの薬剤を使います。髪の毛はアルカリに弱いので、それにより髪を柔らかくして薬剤をしっかりと反応させていきます。メリットとしては、くせがかなりしっかり伸びるという点ですが反面ダメージがかなり出やすいというデメリットもあります。


そして、おすすめなのが弱酸性の薬剤を使った縮毛矯正。髪と同じ弱酸性ベースの薬剤を使うことでダメージレスで柔らかい仕上がりになります。


弱酸性の縮毛矯正がオススメ!!

髪の負担の軽減を考えるのであれば弱酸性の縮毛矯正がおすすめです。

最近取り扱うところも増えてきている弱酸性縮毛矯正の薬剤。こちらを上手に使えれば、ナチュラルな仕上がりはもちろん、カラーとの同日施術も可能になります。

弱酸性

そんな薬があるなら、どこの美容室も弱酸性の薬剤にしたらいいのに…なんて声が聞こえてきそうですが、メリットがあれば、もちろんデメリットがあります。


原価が高い

アルカリ性の薬剤と、弱酸性の薬剤では、実は有効成分が違います。アルカリ性の薬剤の方が比較的安価であることに対し(一概には言えませんが)弱酸性の薬剤の方が比較的高価であることが多いです。なので、低価格帯でやっていらっしゃる美容室さんでは扱いがない場合もあります。


チェックが難しい

弱酸性の薬剤はしっかり薬剤が反応しているかの見極めが難しいです。アルカリの薬剤に見られる髪が《膨潤》する(簡単にいうと、引っ張った時にびよーんとのびる状態になる)ということがないため、チェックの基準が経験による部分が大きくなってしまいます。


髪質の見極めが必要

ある程度以上髪が硬い方、クセが強すぎる方はできない場合があります。見極めがしっかりできないと、くせが結構残ってしまうことも…。縮毛矯正をしたのにうねりが残ってダメージだけひどくなった、なんて事態にならないよう信頼できる美容師にしっかりと相談しましょう。


いくつかデメリットをあげましたが、それを上回るメリットは大きいです。
弱酸性(=元々の髪の成分に近い)ということは髪に対しての負担が少ないというだけでなく、仕上がりもナチュラルに。あの《かけた》感のない仕上がりはダメージレスだからこそなんですね。


もちろんクセが伸びないとお話になりませんが、そこは美容師さんの腕の見せ所です。笑 
弱酸性の方が圧倒的に髪への負担が少ない分、カラーとの同日施術にも耐えられます。でも、それでもやっぱり分けた方が髪には優しいので可能ならやはり別日での施術をオススメします。


縮毛矯正もやっぱりケアが大事!!

縮毛矯正をするにしてもカラーをするにしてもダメージはつきものです。
起こりうるダメージをどれだけ減らせるか。また、施術後にどのようなケアをしていくか。サロンでのケア、お家でのケア、どちらもすごく大事です。

ケア


ケアのひとつに、「施術をしながらダメージを予防する」という考え方があります。


縮毛矯正をした後、カラーをした後にトリートメントをするのではなく、しっかりとそれぞれの施術を行いながらトリートメントをしていく。そんなやり方ができる美容室も増えてきています。


ダメージをうけた後にトリートメントをするのではなく、ダメージをうけないようにトリートメントをする。これが予防です。


髪は死滅細胞。一度うけたダメージは完全に治ることはありません。どれだけダメージにならないように進めていくのか。これが一番大事です。素材がきれいでないと、きれいなヘアスタイルは作れないし、自分でも再現なんてできませんから。


デザインとダメージは表裏一体です!!
美容師さんとよく相談して、最善の選択をしてくださいね♪




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