セルフ白髪染めで失敗！美容院で染め直しはできる？

こんにちは！
吉祥寺駅徒歩30秒の美容室miles by THE'RAの大野佳世子です！

手軽で染めたい時に染められるセルフカラー。
しかし、美容室ではなく自分で染めるとどうしてもうまく染められなかったり、ムラが出来てしまったり…
今日はそんなセルフカラーに多いお悩みと美容室での解決策をご紹介致します！

セルフ白髪染めに多い4つの失敗例
セルフ白髪染めで失敗する原因とは？
セルフ白髪染めの失敗は、美容院の染め直しで解決できる！
まとめ

セルフ白髪染めに多い4つの失敗例

１．染めムラができた

自分でセルフカラーをすると顔まわりや分け目の部分など見える範囲・手が届く範囲の所はしっかり薬剤を塗ることが出来ます。
しかし、後頭部や襟足の部分は手が届かなかったり、見えなかったりするのでうまく薬剤を塗ることが難しいです。
また薬剤の塗る量によっても白髪染めは染まり具合が変わってきます。
そうすると綺麗に塗れた所・そうでない所、薬剤が多い所・少ない所など塗りムラができ、染まりにもムラが出来てしまいます。

２．暗くなりすぎた

市販で売られているカラー剤は誰でも簡単に染まると謳っているものが多いです。
ある程度の塗布量でも染まるように染料も多く入っていますしパワーも強いです。
なので思ったよりも暗く入りすぎてしまった、なんて経験のある方も多いかと思います。
またドラッグストアなどのカラー剤売り場には色んなメーカーのものや何レベルに染まるものなのかハッキリと分からないものもしばしば…
自分の髪が今何レベルなのかも分からず何となくで選んでしまうと、今の髪色より暗くなってしまったり、根元だけ染めたくても毛先の方まで薬剤が付いてしまって全体が暗くなってしまう事もあります。

３．根元だけ明るくなりすぎた

今度は逆に根元だけ明るくなりすぎると言う事もあります。
一度白髪染めをして暗くなった部分は通常のカラー剤では明るくする事が出来ません。
しかし、新しく生えてきた根元部分はまだ一度も染めていない状態。
その部分に明るめのカラー剤で染めてしまうと元々染まっていた部分は暗いまま、根元の白髪部分は薄染まり、根元の黒髪は明るくなってしまいます。
結果的に全体は暗く、根元だけが明るくなってしまうのです。
その為にも薬剤選定はとても重要になってきます。

４．白髪が染まらなかった

美容室に染めにいらっしゃるお客様の中でも白髪染めで染まりにくい方がいます。
原因としては白髪の量が多い・染まりにくい髪質などがあります。
その場合美容室では、薬剤を変えて塗り分けたり時間差で塗ったり塗布量を多くしたり、お客様のご要望に沿うようお染めします。
しかしセルフカラーではその様な塗り分けが出来ません。
そのため全然染まらなかった、染まったけど薄染まりだった、なんて結果にも。
また余り暗くなりたくないから明るめのカラー剤を選ぶと、やはり薄染まりの原因にもなります。
セルフカラーだと思い描いていた仕上がりにならない事が多いのです。

セルフ白髪染めで失敗する原因とは？

セルフカラーで失敗するのには薬剤の違い・技術力の違いがあります。

１．カラー剤の成分が強い（アルカリカラー）

市販のカラー剤は【誰でも簡単に染まる！】が合言葉。
その為には多少の塗りムラがあってもしっかり染まるよう薬剤の成分が強くなっています。
染まりやすいように染料が多く入っている為、思ったよりも暗くなってしまいます。
また根元の伸びてきた部分だけでなく、毛先の方まで薬剤が付き、全体が暗くなる事もあります。
白髪染めで一度暗くなってしまった髪は脱染剤やブリーチが必要になってきますので、注意が必要です。

２．カラーバリエーションが少ない

美容室でのカラー剤の選定はお客様の髪の現状や要望に合わせて調合するのでバリエーションが豊富です。
一方で市販のカラー剤では一箱に収まっているものがほとんど。
「ダークブラウン」「ライトブラウン」など色味に関して曖昧なものが多いです。
もちろんカラー剤を混ぜる事も可能ですが、どれをどの様に混ぜれば希望の色に仕上がるかなど分からないですよね。
そう言った意味でもカラーバリエーションは限られており、美容室に比べて少ないのです。

3. カラー剤を塗る技術、薬剤選定の違い

やはり1番は技術。
私達美容師はお客様の髪の状態をしっかりカウンセリングしてお染めしていきます。
根元の伸びている幅に合わせてカラー剤を塗布したり、染まりにくい所には量を多くして塗ったり。
セルフカラーの場合、塗る幅を均等にしたり塗布量を変えたりする事は難しいでしょう。
またカラーバリエーションのお話もしましたが、美容室ではお客様の髪の状態やなりたい仕上がりによって薬剤も調合していきます。
セルフカラーで色を混ぜる事は可能でも、どれをどれだけ混ぜればどの色になるか分からないですよね。
塗り方、塗る量、薬剤選定、どれか一つでも間違えると失敗に繋がってしまいます。

セルフ白髪染めの失敗は、美容院の染め直しで解決できる！

どの様な失敗なのか、髪の毛の状態はどんなものかによって染め直しが出来るかは異なりますが、
染めムラや白髪が染まらなかった、暗くなりすぎた場合、解決する方法はあります！
もちろん「可能な限り」ではあるので、失敗してしまった場合は諦めずに担当美容師に一度相談してみましょう！

染めムラや染まらなかった場合は、染め直しで解決

【染めムラの場合】
所々白髪が薄染まりなどの染めムラの場合は現状の明るさを維持したまま、薄染まりの部分を周りの髪の色に合わせて染める事が可能です。
白髪が染まらなかった場合も同様に色を重ねてあげる事で染め直せます。
しかし、明るい所・暗い所が出来てしまった場合は明るい所に全体の色を合わせる事は難しく、暗くなった所に全体を染める事は可能です。
白髪染めで一度暗くなってしまった場合は脱染剤やブリーチをしなければ明るくならない事は覚えておいてください。

暗くなりすぎた髪は、脱染剤やハイライトで解決

全体が暗くなってしまった場合、通常のカラー剤では明るく出来ない事はお分かり頂いているかと思います。
それでもどうしても全体を明るくしたい場合には脱染剤を使って一度全体のカラー剤の染料を落とす事が出来ます。
もちろんダメージは付きものなので注意が必要です。
また今までにどのくらい白髪染めをしているのか、どの様なカラー剤を使ったかによってどれだけ脱染されるかはやってみないと分からない部分があります。
髪の現状を見てみないと私達美容師も判断できないので、一度ご来店頂いてご相談下さい。

根元だけ明るくなりすぎた髪は、リタッチで解決

根元だけ明るくなってしまった場合は、根元以外の暗い部分に合わせた色で染め直ししてあげる事で解決出来ます！
何度も言いますが、一度白髪染めで染めた所を明るくする事は出来ないので明るくなった根元に全体の色を合わせる事は出来ません。
あくまでも暗い部分に全体の色を合わせる事は可能ですので覚えておいてくださいね。