美容師が教える!頭皮のかゆみ6つの原因と正しい対処法!
2021/11/01
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2021/11/01
なんだか最近、頭皮がかゆい気がする。。。
頭皮のかゆみがずっと続いていて、改善されない。。。
かゆいと思って触ると、ポツポツした湿疹があって少し痛い気がする。。。
こういった状態は、さまざまな原因から来る頭皮トラブルです。
ほうっておいても症状が改善されない場合もあり、今の状態からも悪化していくケースもあります。
かゆみが続いていたり、違和感を感じる程の症状がある時には、必ず原因があります。
まずはその原因を下の項目から当てはまるものがないか探してみましょう。
◇かゆみが起こる直接的な理由は、何らかの要因で肌が刺激を受けると、細胞からヒスタミンが分泌されて、かゆみを感じる神経繊維が刺激される為です。
頭皮のかゆみを感じる方の中では、この乾燥が原因であることがとても多いです。
頭皮も乾燥が進むと、肌と同じ様にバリア機能が低下していきます。肌の水分量が減ると角質層がスカスカになり、
かゆみを感じる神経繊維が増えたり皮膚表面近くまで伸びてきて、かゆみを感じやすくなります。
頭皮の乾燥といっても、自分の頭が乾燥しているかどうかなんて分かりづらいものです。
鏡を見てパッと分かる顔や身体の肌の状態とは違い、自分自身では絶対に見れませんからね。。
周知の通り、人間の肌は基本的には弱酸性です。
ですが、汗はアルカリ性なので皮膚もアルカリ性に傾き、それが肌への刺激となりかゆみを起こします。
汗は時間が経つとすぐに酸化してしまいます。弱酸性の肌とのバランスが崩れたり、皮膚に残ることで汚れとなり頭皮トラブルの原因になることも。。。
頭皮のかゆみが気になる方は、皮脂の分泌量が多いケースもあります。
シャンプーが不十分でしっかり洗えていなかったり、脂っぽい食生活を続けていると、毛穴に皮脂が詰まったり過剰に分泌されやすくなっていきます。
洗い残して酸化した皮脂が毛穴を塞いでしまい、正しいヘアサイクル(毛周期)が乱れればそれがもとで頭皮がかゆくなり、
時には抜け毛や薄毛の原因になる場合もあります。
日頃から私たちは紫外線を浴びていますが、身体全体に均一に紫外線は浴びていない。ということをご存知でしたか?
意外かもしれませんが、一番紫外線を浴びているのは頭皮なんです。しかも、顔が浴びる量の3倍とも言われています。
女性の分け目部分が黄色や赤っぽくなることがありますが、これは過度な日焼けをした結果です。
紫外線を浴びた頭皮は、火傷をし炎症を起こしている状態と同じでとても乾燥しています。
この状態になると少しの刺激にも敏感になり、かゆみやフケの原因となってしまいます。
シャンプー中にかゆみの原因となるものには、大きく二つのパターンがあります。
◇一つはシャンプーの仕方
泡だても不十分なまま、指先を立ててガリガリとこすったり、洗い残しがある場合はそれが原因で、フケやかゆみに繋がってしまいます。
爪を伸ばしている女性は特に注意が必要です。
爪を立てて洗っているつもりがなくても、頭皮に細かい傷をつけてしまっていたりすると、その傷が治りかける時にかゆみを感じて掻いてしまう⇒更に傷が増えていく。
こういった悪循環にも繋がりかねません。
◇二つめはシャンプーの種類
これは、シャンプーに使われている洗浄成分である、界面活性剤が大きく関わってきます。
シャンプーの中には界面活性剤の力が強く、必要以上に頭皮の皮脂を取ってしまうものもあります。
敏感肌の人や乾燥肌の人、自分がそこまで汗や皮脂が多いと感じていない人がそういったシャンプーを使ってしまうと、
頭皮の乾燥を進めてしまい、バリア機能が低下していきます。
その結果かゆみを感じてしまうケースもあります。
あまり頭皮のかゆみとは関係のなさそうなストレスですが、十分に関係の深い原因といえます。
ストレスを感じると人間は、自律神経の調節障害を起こし交感神経を過剰に刺激され普段の状態よりも、多くの皮脂を分泌します。
皮脂が多く分泌されれば、酸化して汚れとなる可能性も高くなります。
忙しく働いて、長時間汗も洗い流せていない。そんな生活を送っている人は要注意。
一過性のストレスでのかゆみであるなら、そのストレスから解放されれば解消されるかもしれません。
ですが、それ以外の原因で頭皮のかゆみを感じているなら、放置=状態悪化に繋がっていくことも大いにありえます。
状態が悪化すれば、かゆみだけではなく「匂い」であったり「フケ」が出てきて、自分だけではなく、周りにも不快感を与えることになってしまうかもしれません。
◇触れるとかゆみを感じる、かさぶた
これはほぼ脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)に当たるそうです。
皮脂分泌が多い身体の部位で起こりやすく、特に皮脂腺分布が集中している頭皮に起こりやすくなっています。
このかさぶたは普段あまり気にならなくても、何気なく頭皮に指先で触れて、存在に気づいてしまうと、そこから気になり出してついつい何度も触ってしまいます。
何度も触るうちにかさぶたがとれ、痛痒くなり、またかさぶたが出来る。その悪循環で慢性化してしまうこともあります。
◇触れると痛みを感じて、日常で頭皮に不快感を感じる頭皮ニキビ
そもそも、ニキビができるまでの過程は、
①毛穴付近のターンオーバーが乱れて角質が溜まる
②皮脂とともに毛穴を塞いで、そこにニキビの元となるアクネ菌が増殖
③増えたアクネ菌、雑菌が炎症をおこした結果がニキビとなります。
こういった頭皮にかゆみや、痛みを伴う頭皮トラブルを改善する為に、まずは食生活から見直してみてはいかがでしょう??
脂質や糖質が多い食事を摂り続ければ、それを排出する為に身体は毛穴から皮脂を多く分泌します。
その脂質や糖質の分解を促す効果がある栄養素が
◇ビタミンB群◇
なかでも、
ビオチン(ビタミンB7)・・・豚/牛のレバー・大豆・卵黄・玄米・牡蠣に多く含まれる
とても優秀な栄養素で、皮膚炎を予防し、抜け毛や白髪、脱毛などを予防するビタミンといわれています。
◇正しいシャンプーの仕方◇
しっかりと予洗いを3分以上する。
↓
シャンプー剤は頭、髪の毛全体を包み込めるくらいの泡だてをする。
↓
指腹(指の腹)を使い、力を入れずに優しく撫でるように洗う。
↓
洗い残しがないように完全にシャンプー剤を流し切る。
それが頭皮を傷つけずに1日の汚れを落とし、清潔な頭皮を保つ為に必要なシャンプーのやり方です。
やり方が正しくても、使っているものが合っていなければかゆみの改善にはなりません。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXDZO22434000Y1A120C1W13000/
市販のシャンプーに使われている界面活性剤(洗浄成分)の多くが表の一番上、高級アルコール系の洗浄剤が使用されています。
洗浄力が強い分、刺激も強いので乾燥肌や敏感肌の人は避けた方がいいでしょう。
オススメしたいのは、適度な洗浄力で刺激が弱いアミノ酸系の洗浄剤を使用しているものです。他の製品よりは価格が少し高めですが、病院へかからずに頭皮トラブルの改善を考えるなら、一度今のシャンプーを変えてみてもいいかもしれません。
かゆみの原因対策、生活・食事習慣の改善やシャンプー選びなどとても大切なことをお伝えしてきましたが、プラスα自身でのケアを考えるなら頭皮用ローションがオススメです。
頭皮用ローションは、肌に使う化粧水と同じく『保湿』を目的で使用します。
スポイトタイプ、プッシュポンプタイプとありますが、使いやすいものとしてはミストタイプが扱いやすいです。
頭皮に満遍なく行き渡らせて保湿をすることで、ターンオーバーを正常に保つことでかゆみを抑え、揉み込みながらマッサージをすることで血流もUPし毛母細胞に栄養がしっかり供給されるようになり薄毛予防にも繋がります!
「乾燥」
「汗・汚れ」
「皮脂」
「ストレス」
には有効!!
サロンにはヘッドスパの時に使用する、『頭皮用トリートメント 』というものが存在します。
美容のプロが正しいシャンプーで、頭皮の汚れを取り除き頭皮環境を整え、ヘッドスパマッサージでリラクゼーション効果と血行を促進するので、サロンでのヘッドスパは頭皮のかゆみに対してとても有効です。
かゆみの原因となり得るものや、改善策を紹介致しましたが、それを実践してみて少しの改善も見られない、逆に状態が悪化したとしたら迷わず皮膚科へ行きましょう。
皮膚科医の適切な判断を受け、適切な処置を受けなければ治らない場合もあります。
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